楽天必死だなw
— 和合之人(わーいのひと) (@wainohito) 2016年8月9日
完全にLINEにやられてるもんなー(^ω^) https://t.co/CQxfknVrJ8
Viberさんとはリリース直後からのちょっとした縁があったりするのですが、とりあえずそれはおいておいて。(^ω^)
楽天がViberを買収した時も驚きましたが、今回のもちょっとびっくりしたなぁ。たぶん知る限りID不要で電話番号をベースに勝手にアドレス帳をサーバにアップロードして、ユーザ登録とかほぼ無しに知り合いと無料通話ができるIPフォン?としてはViberが先駆けだった気がするのですが(Viberはメッセージやスタンプは後対応)、後発のLINEに国内ではすっかりやられてしまって今では見る影もありませんね?世界的にはViberの方がインストールベースが多くてメジャーだと思うのですが、国内においてはLINEの一強という印象がすごく強いです。
そこでせっかく世界メジャーなViberを買収したのに全然盛り上がらない楽天としては、起死回生の一手ということで国内の携帯・固定向け通話を無料にする(1回当り10分まで)という思い切った戦略に出たわけですね。これはなかなか面白いやり方というか現実的に魅力的なやり方だなぁとは思うものの、10分で強制切断とかそもそもLINEで通話する世代が増えていて電話番号自体無意味になりつつあるんじゃ?とか気になる点は残るわけです。とは言え、LINEからユーザを奪うことはできなくても、間違いなく実家固定電話やLINEに慣れてない年齢層など電話番号が有効な範囲はまだまだあるわけで、LINEと併用するという形でViberの認知と使用を促すことはできるので、有効な戦略なんだろうなと思うのです。
問題は楽天はViberの通話無料と引き換えにどこで発生する費用をカバーしていくのかという点で、正直スタンプ等類似の仕組み(Viberではステッカー)はあるものの無料電話としてしか位置づけされないであろうViberで、売上げをあげていけるのか謎としか言いようがありません。Viberはユーザデータのプライバシーについてリリース当初より割としっかりユーザの不安の声に応えてプライバシーポリシーなどに反映してきた企業だと思いますが、いよいよ楽天がその比較的誠実なプライバシーポリシーに介入してマーケティングデータをなんらかの形で換金できるような仕組みを入れてくるんじゃないかと、ちょっと心配になります。杞憂であってくれればいいのですが。
今回の無料化と今後の戦略について、詳細な記事が日経とか東洋経済辺りに出てくることを期待しつつ、Viberを再インストールするかどうか検討したいと思います(´・ω・`)。
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